同じ大学内の別の医局に移る、転科をする医師であれば、このような選択もないことはありません。
しかし、同じ大学内で別の医局に移るとなると、医局同士の関係も考慮しなければなりませんし、それぞれに属している医師同士の関係も考えなければならなくなります。

現実的に考えれば、やはり医局を辞めると同時に大学病院を出て、別の医療施設で耳鼻咽喉科医として再スタートを切るという選択が望ましいでしょう。

医局を辞めるタイミングは?今でしょ!

となると、悩んでしまいがちなのが医局を辞めるタイミングです。
ただ、これはいくら悩んでも仕方がありません。
耳鼻咽喉科医として再スタートが切りたい、転科したい、そう決意しているのであれば、今こそがそのタイミングなのではないでしょうか。

医局に属している者が辞めることを良しとしない風潮のある病院であれば、あるいは医局であれば、おそらくいつ辞めても同じです。
どのような退局理由を並べても円満退局とはならないでしょうし、もし医師が辞めるのが既に当たり前となっているような大学や医局であれば、円満に辞めることができるはずです。

自分自身の中で決意ができるかどうか

一般企業に勤めている人であれば、転職先が決まってから退職した方がいい、いや、転職活動に集中するためにまずは会社を辞めた方がいいなど、いろいろなタイミングの図り方があるものの、医師の場合には耳鼻咽喉科医も含め医師が足りない状況が現実にあるわけですから、次の職場が決まる前に辞めても無職の期間が長引いてしまうことはないでしょう。

スポットや短期で収入を得ることも難しくはありませんから、あとは自分自身の中で決意ができるかどうか、それ次第と言えるのかもしれません。

退局理由は正直に伝えて新しいキャリアをスタートさせる

退局理由をどうするかという問題ですが、これもできるだけ正直に伝えることをおすすめします。
耳鼻咽喉科医となることを決意しているのであれば、それを伝えましょう。
具体的な診療科目については触れなくても結構ですが、異なる分野に挑戦したいなどと退局理由を告げれば、その分野は何だと必ず尋ねてきます。

医師の中には診療科目に優劣をつける人も確かにいますが、多くの場合は耳鼻咽喉科へと転科することを強引に止めようとはしないはず。
慰留される可能性はあるものの、そこで無理に家族を巻き込んだり、同僚や病院のせいにするよりは、ずっと晴れ晴れと退局することができるでしょう。

医局を辞めるのは確かに勇気のいることですが、辞めなければ次の行動に移すことができず、耳鼻咽喉科医としてのキャリアもスタートさせることができません。
このタイミングは、やはり自分で決めましょう。

医師専門の転職エージェントのキャリアコンサルタントに相談をすれば、辞める時期や辞め方などのアドバイスもしてくれますし、退局に関するサポートもしてくれます。
もし自分一人では不安なのであれば、専門家に相談するなどしてみてください。
きっと想像しているよりもスムーズに医局を辞めることができることでしょう。