キャリアアップを考えながら転職活動をする

どこか別の診療科目で医療の腕を磨いていた医師が、何かをきっかけに耳鼻咽喉科医となることを決意したのであれば、医師としての人生設計にも目を向けながら転職活動を進めていくことをおすすめします。

転科しながらも、しかしその後一切のキャリアアップも考えないというのは、医師の人生設計という意味では、あまりいいことではありません。
さまざまな事情があるのかもしれませんが、それでも医療に携わる者として、知識を蓄えることや技能を身につけることを無視した転職はするべきではないでしょう。

新たな分野へと専門を変えるのであれば、なおさら、知識や技能を無駄なく獲得できる環境を第一優先に考え転職するべきです。

  耳鼻咽喉科専門病院への転職

例えばですが、耳鼻咽喉科専門病院への転職も一つの選択肢となるのではないでしょうか。
耳鼻咽喉科専門病院であれば、そこにいる医師は皆耳鼻咽喉科医ですし、設備も他の医療施設よりも充実しているはず。
その病院を頼って訪れる患者も多く、症例の数も段違いです。

ただ、耳鼻咽喉科専門病院は数そのものが多くはないため、求人を見つけるのも難しいですし、家族などがすでにいる医師は、そのために引越しをするのも現実的ではないのかもしれません。

  耳鼻咽喉科医の育成や設備が整っている病院で働く

専門病院は無理でも、耳鼻咽喉科医の育成に力を入れている病院、他の医療施設と比べて設備が整っている病院、こうしたところを重視して転職先を選択すれば、キャリアアップにつながる環境で働くことができるはずです。

また、この分野で有名な医師のいる病院を訪ねてみるのもいいでしょう。
病院にこだわらず、独立し開業している医師の元で、つまり診療所やクリニックを中心に転職先を探し応募するという考え方もあります。

  腕を磨くために複数の施設で働く

耳鼻咽喉科医は将来自ら開業できる可能性が大いにありますから、もしそこまで考慮して耳鼻咽喉科へと転科しようと計画しているのであれば、より診療所やクリニックで働くことにメリットが出てきます。

1つの施設ではなく複数の施設で働くことも、腕を磨くためには非常に役に立つでしょう。
同じ分野の医師でも人によって考え方は異なってきますし、スキルも異なります。
できるだけ多くの医師の元で働ければ、こうしたものを余すことなく吸収できるはずです。

  手術を積極的に行なっている病院で働く

また、耳鼻咽喉科は外来の患者を検査する、簡単な診療のみを行うというところも少なくありません。
本気でキャリアアップを目指すのであれば、やはり手術を積極的に行なっているところへ転職すべきでしょう。

将来的なことも考えながら転職先を考えるようにしてください。
まだ深くは関わっていない分野だからこそ、転職先の選択には慎重さが求められます。