地域ごとによる耳鼻咽喉科医のニーズ

医師の数というものは、地域ごとに差が大きくあることも珍しくはありません。
これから耳鼻咽喉科医として働こうと考えている医師は、この地域ごとのニーズも少々気になるところではないでしょうか。

例えば、都道府県の中でも北海道や東北地方に限って見てみると、岩手県では耳鼻咽喉科医の数が比較的足りない傾向があります。
そのほかも十分に足りている、あるいは余っている地域はないのですが、岩手県、特に盛岡市ではまだ数が足りていない状況があるようです。

関東ですと、人口の多い千葉県、そして東京都、神奈川県は、やはり耳鼻咽喉科医の数が足りていません。

もちろん、内科系や小児科、産婦人科などと比べるとだいぶ不足率は低い方ですが、それでも十分に数が足りているとは言えないでしょう。
また、埼玉県も関東の中では比較的この分野の医師の数が不足しています。

さらに西の方では、静岡県、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県、鹿児島県あたりも、周辺地域と比べると不足状態にあるという傾向が見られます。
その中でも大阪府は東京都と同様に人口が非常に多いため、突出して足りていません。

都道府県ごとにざっと耳鼻咽喉科医の不足状態を見ていくとこのような形になりますが、つまり、医師が不足しているところにはニーズがあるということがわかるわけです。

どの地域でも医師のニーズはあるものの、こうした都道府県やさらに細かな地域ごとの不足状況も考慮しながら、勤める先を決定していくことを考えてみてはどうでしょうか。
社会貢献、地域貢献にもつながり、特に高齢者の多く住む地域では大きな価値とやりがいを感じられるはずです。

高齢者に触れましたが、耳鼻咽喉科はまさに高齢者に必須の分野・領域となります。
高齢化社会となれば、さらに患者数は増えていくため、そういう意味でも将来性があり、ニーズが落ちることが考えづらい診療科目の一つとなるでしょう。

耳鼻咽喉科医の平均年収

耳鼻咽喉科医の平均年収ですが、これは大体勤務医で1,000万円台の前半あたりと言われています。
1,200万円から1,300万円といったところでしょうか。
開業医となると平均年収でも2,000万円ほどになり、やはり大きな差があることは否めません。

実際に求人情報を集めると、診療所やクリニックの待遇の方が病院よりも高い傾向があることがわかります。
手術などにこだわっていないのであれば、診療所やクリニックに狙いを定めた方が、待遇面に関して納得のいく就職・転職ができるでしょう。